ナイロビの蜂 上 (集英社文庫)作者: ジョン・ル・カレ,加賀山卓朗出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/12/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (53件) を見るナイロビの蜂 下 (集英社文庫)作者: ジョン・ル・カレ,加賀山卓朗出版…

太陽の塔作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/12/19メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 559回この商品を含むブログ (270件) を見る 彼女という存在が人生の中で皆無だったが、いても稀にしかいない人の中で、頑張ることを放棄して何の努…

魔性の馬 (クラシック・クライム・コレクション)作者: ジョセフィンテイ,Josephine Tey,堀田碧出版社/メーカー: 小学館発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る 原題をそのまま片仮名読みさせるタイトル付…

ユートピア (文春文庫)作者: リンカーンチャイルド,Lincoln Child,白石朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 巨大テーマパークがテロリストに襲われるという、パニック・サスペンス。 ……などと言うと…

ボストン、沈黙の街 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ウィリアムランデイ,William Landay,東野さやか出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (11件) を見る 各種年末ベストで評判が良いので、読んでみ…

シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)作者: デニス・ルヘイン,加賀山卓郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/12/11メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (24件) を見る 最近の早川、翻訳作品のタイトルはなぜ片仮名ばかりなの…

江戸川乱歩全集 第12巻 悪魔の紋章 (光文社文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/12/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る 最近の私は乱歩を光文社文庫の全集で読んでいる。 従ってこの『悪魔の紋章』は、『少年探偵団…

江戸川乱歩全集 第12巻 悪魔の紋章 (光文社文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/12/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る 少年探偵団シリーズでも、ここら辺になると変な思い入れは薄まって、普通に読める。そこで思う…

江戸川乱歩全集 第12巻 悪魔の紋章 (光文社文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/12/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (17件) を見る 怪人二十面相 v.s. 少年探偵団＆明智小五郎、その第二戦。 生涯初めて読んだミステリなので、…

江戸川乱歩全集 第26巻 幻影城 (光文社文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/11/12メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 光文社文庫での刊行から相当時間をかけて、少しずつ読んでいった作品。大切に読んで…

銀弾の森 禿鷹3 (禿鷹 (3))作者: 逢坂剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/11/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 禿鷹シリーズ第三弾。 シリーズが進むに連れ、更に凶悪化する禿鷹の手口と態度。今回の禿富は、渋谷を…

無法地帯―幻の?を捜せ!作者: 大倉崇裕出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2003/11メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (7件) を見る プラモやフィギュア等のオタクを描く、アクション長編。『七度狐』とはえらい違いで笑った。 だが、作品の内容に…

接近作者: 古処誠二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/11/15メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (16件) を見る 地味で静かな、戦争もの。 住民を巻き込んだ地上戦の舞台となった、沖縄本島。テーマとなるのはまたもや少年の純情さ、そし…

神は沈黙せず作者: 山本弘出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 69回この商品を含むブログ (120件) を見る 神とは何か、という問いに対し、近未来ＳＦという意匠でもって答えた長編。 難解ではなくどちらかと言えば…

無防備都市―禿鷹の夜 2作者: 逢坂剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 《禿鷹の夜》シリーズ第二弾。 主人公禿富は、前作に輪をかけて凶悪になっており、人を人とも思わぬ態度は実…

姉飼作者: 遠藤徹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 681回この商品を含むブログ (35件) を見る ホラー小説大賞受賞短編を含む、奇怪なホラー短編集。 全四作、とにかく意味不明。 最後の「妹の島」のみ、既存の…

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)作者: パトリックジュースキント,Patrick S¨uskind,池内紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/06/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (160件) を見る 知り合いのホームページで、「このペー…

レインレイン・ボウ作者: 加納朋子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/11/26メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (45件) を見る 女子ソフトボール部の〈その後〉を描こうとする作品。学生時代以降、部員たちはどのような人生を歩み、どの…

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2003/11/22メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 75回この商品を含むブログ (404件) を見る ネット上では絶賛の嵐吹き荒れる、伊…

楽園の知恵 -あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 牧野修出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/11/26メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (25件) を見る 牧野修初体験。こんなんばっかで申し訳ない。 短編…

夜更けのエントロピー (奇想コレクション)作者: ダン・シモンズ,嶋田洋一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/11/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (64件) を見る 何を隠そう、ダン・シモンズ初体験である。私という…

ブラームスの交響曲第1番＆第4番。 指揮は金聖響。清水和音と並び、恥ずかしい名前を持つクラ演奏家である。 今流行のピリオド・スタイルを採用し、独墺の浪漫派音楽を再現するコンサート・シリーズ、その最後を飾る演奏会だった由。ブラームスまでピリオド…

青柳いづみこのピアノ・リサイタルを聴きに行った。 曲目は、シューベルト、ラヴェル、リスト（以上前半）、ショパン、ドビュッシー、サティ（以上後半）の、それぞれワルツのみ。題して≪浮遊する円舞曲≫。 これを洒落ていると捉えるか、馬鹿げていると捉え…

土曜日はダブル・ヘッダーだったのです。 前半はシューベルトの交響曲第6番、後半がマーラーの同じく交響曲第6番。指揮はズービン・メータ。 テロの危険性に怯えつつ、（ステージからはちょっと離れた席で）聴いて参りました。 シューベルトは天才というか神…

麿の酩酊事件簿―月に酔 (講談社ノベルス)作者: 高田崇史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/11メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (22件) を見る 前作『花に舞』には否定的なことを書いたが、今回もそれを継続する。作者は書いてて楽しいん…

家守 (カッパ・ノベルス)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/11/18メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る 私が気付くのが遅かっただけかもしれないが、光文社、ひょっとして本気？ なんか、ノベルスの陣容がどんどん豪華になっ…

殺人を選んだ7人 (Hayakawa pocket mystery books―迷宮課シリーズ (971))作者: ロイ・ヴィカーズ,井上一夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1967/02/01メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る 七つの短編が収められている。だから『殺人を選んだ…

白い部屋で月の歌を (角川ホラー文庫)作者: 朱川湊人出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/11/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 144回この商品を含むブログ (37件) を見る 『相続人』と同じタイミングで、同じ賞（ただし短編賞）を受賞した作品。表題…

白い兎が逃げる (カッパ・ノベルス)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/11/18メディア: 新書 クリック: 21回この商品を含むブログ (58件) を見る 火村＆有栖川シリーズというと、白々しい人間ドラマが本格ミステリを台無しにするのが定例…

モーツァルト・プログラム。前半は《ハイドン・セット》より二曲、後半はクラリネットを加えてクラリネット五重奏曲。 まさに音の戯れで、いやあ、良かった。本当に久しぶりに、モーツァルトを生で聴く楽しみを満喫。もっとも、「顎で挟まないヴァイオリン＆…