2003-07-01から1ヶ月間の記事一覧
過ぎ行く風はみどり色 (創元推理文庫)作者: 倉知淳出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 81回この商品を含むブログ (48件) を見る 実は初読。 厳格な祖父、おとなしい父、呑気な母、皮相だが嫌味じゃない叔父、活発…
海を失った男 (晶文社ミステリ)作者: シオドア・スタージョン,若島正出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2003/07/11メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (51件) を見る 珠玉、と断言するに相応しい短編集。そして言葉で表現するのがこれほど難…
オクシタニア作者: 佐藤賢一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/07/04メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 231回この商品を含むブログ (14件) を見る あっさりと前言を翻し、今日も更新です。ただし、精神状態の悪化とは大いに関係のある感想となります。…
今朝方見ていた夢が、人生始まって以来最悪の夢で、起きた瞬間パニックに陥ったほどだ。そしてどっと襲ってくる自己嫌悪、自己憐憫。仕事も食事も読書も手につかない一日。いや一日で済むのだろうか? どんな夢だったか語る気は毛頭ない。これは墓場まで持っ…
闇に問いかける男 (文春文庫)作者: トマス・H.クック,村松潔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 公園で少女が殺された。だが捕まった青年ホームレスは、容疑を認めない。刻一刻と迫る…
グロテスク作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/06/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 243回この商品を含むブログ (182件) を見る まさにタイトル通り、この小説は尋常ではなくグロテスクである。何がそんなにグロいかというと、登場…
ヴードゥー・キャデラック (文春文庫)作者: フレッド・ウィラード,黒原敏行出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 発育が遅れたままになっているとしか思えない金持ちから、リス…
チェンバロによる演奏。 法月綸太郎似だが彼よりは確実にハンサムなピエール・アンタイの演奏で、本当に素晴らしい。バッハというのは堅苦しいイメージが付いて回る。しかしそれを打破する演奏というのもいっぱいあるに違いないわけで、アンタイのこれは、確…
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/05メディア: 新書購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (258件) を見る 《戯言使い》シリーズは、思うに《作品世界》こそが全てで…
地元のアマオケに行って来た。事前には日記ネタにする気はなかったのだが、何やら衝撃を受けてしまったので書くことにする。 前半の、モーツァルトのコンチェルトは最悪であった。某プロオケからソロ奏者を招いており、彼の演奏自体は普通に楽しめた。問題は…
コッペリア作者: 加納朋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (33件) を見る 加納朋子、デビュー11年にして初の長編。人形に魅入られた人々の、奇妙な物語。それがこの作品である。 加納朋子の新境…