クリスチャン・ツィメルマン
素晴らしい演奏会でした。折り目正しさを基調としつつも、様々なニュアンスを込めてゆく。良い意味において過不足がないけれど、思い切った表現がないのかというとそんなこともない。奇を衒っているわけではないが、必要なら色々やるよ、という感じです。というか、音色に常に潤いがあって実に心地良いです。バツェヴィチの曲ははじめて聴いたが、バカテクを要求される曲なのに、それほど難しそうに聞こえず、《嗚呼、手の内に入ってるな》と思わせるのは凄い。
素晴らしい演奏会でした。折り目正しさを基調としつつも、様々なニュアンスを込めてゆく。良い意味において過不足がないけれど、思い切った表現がないのかというとそんなこともない。奇を衒っているわけではないが、必要なら色々やるよ、という感じです。というか、音色に常に潤いがあって実に心地良いです。バツェヴィチの曲ははじめて聴いたが、バカテクを要求される曲なのに、それほど難しそうに聞こえず、《嗚呼、手の内に入ってるな》と思わせるのは凄い。