不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

ハーゲン・クァルテット

  1. ベートーヴェン弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
  2. ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131
  • ルーカス・ハーゲン(1st.ヴァイオリン)
  • ライナー・シュミット(2nd.ヴァイオリン)
  • アイリス・ハーゲン(ヴィオラ
  • クレメンス・ハーゲン(チェロ)

 印象としては昨日と同一。ベートーヴェンの精髄と向かい合った喜悦と疲労。これこそクラシック。多少のミスを辞さず、この楽譜に深く鋭く、そしてまっすぐに切り込んだハーゲン・クァルテット、その意気や良し。客の質は今日の方が良かった。いやあ音楽って本当に素晴らしいですね。Op.130のフィナーレが結局聴けなかったのは少々残念(アンコールに弾くかなと期待していたんですが)。

 次回来日時には、ヴェロニカを交えた本来の姿で是非再見したい。