エル=バシャ ピアノ・リサイタル
19時〜 紀尾井ホール
- モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番二長調K.284
- ラヴェル:夜のガスパール
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》
- ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送行進曲付き》
- (アンコール)ショパン:ノクターン遺作
- (アンコール)シューベルト:即興曲Op.90-2
- (アンコール)エル=バシャ:スザンヌのために
- アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
とてもクリアでシック、それでいて譜読みの深い演奏。ラーンキとはまたちょっと違うんですが、エル=バシャもまた非常に純音楽的なピアニストだとお見受けしました。こういう演奏家の実演を聴くと、ホント言うこと何もなくなるんだよなー。巧まずして各作曲家の性格の違いが自然と表出されていたのが面白かった。アプローチ法の変化ではなく、あくまで、アプローチされる側が違うからこうなるんだという違い。曲目見た時は脈略ないプログラムだなと思ったんですが、終わってみると、これが意外とハマる。いいアクセント/隈取りを付けるためだったんだなと推測してみたり。