不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

生誕100年記念 メシアン―光と闇 2

トッパンホール:19時〜

  1. ドビュッシークラリネットのための第1狂詩曲
  2. 武満 徹:カトレーン?
  3. メシアン:世の終わりのための四重奏曲

 全3曲、大変結構なお手前でした。観客のマナーが良かったので、三曲ともに「静寂に映える」音楽だということに気付かされました。演奏の方は、ハーモニーを重視する、割とソフトな路線で攻めていたと思います。メシアンにはもう一キレあっても良かったかも知れませんが、いい演奏であったことには変わりありません。旋律線が明瞭に(しかも温かく)浮かび上がるのは素晴らしかったです。特にメイエはやっぱりうまい。ル・サージュは伴奏に徹していた印象です。
 コンサートが終わったのは、20時45分。クロークから荷物を受け取って外に出たのが20時55分。トッパンホールは駅から微妙に遠いので、こういう時間帯に解放してくれるのはありがたい。