不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

北ドイツ放送交響楽団

  1. ブラームス交響曲第4番ホ短調op.98
  2. ブラームス交響曲第2番ニ長調op.73
  3. (アンコール)ドヴォルザーク:スラブ舞曲op46-8
  • クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)

 昨日と同様の演奏。柔らかな弦と、確かな手応えの管が織り成す、誠実なハーモニー。素晴らしい。良いブラームスが聴けたことを感謝したい。4番の第2楽章で、クラリネットが不調に陥っていたのだけは残念。そしてアンコールのスラブ舞曲は、曲調ゆえかテンション高く盛り上がった。このアンコール曲は昨日と異なるが、今回のチクルスを二日とも聴きに来た人のため、配慮してくれたのだろうか。だとすれば、こういう気配りは客として嬉しいものである。もちろん、アンコールなので同じ曲でも文句など言わず、そればかりかアンコールしてくれたことに感謝するのだけれども。
 なお、弦のトップ・メンバーが前半と後半で交代していた。これは、書いていなかったが昨日も同じである。このためか、二日間通してだと1番と2番がより印象深かった。