北ドイツ放送交響楽団
- クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
昨日と同様の演奏。柔らかな弦と、確かな手応えの管が織り成す、誠実なハーモニー。素晴らしい。良いブラームスが聴けたことを感謝したい。4番の第2楽章で、クラリネットが不調に陥っていたのだけは残念。そしてアンコールのスラブ舞曲は、曲調ゆえかテンション高く盛り上がった。このアンコール曲は昨日と異なるが、今回のチクルスを二日とも聴きに来た人のため、配慮してくれたのだろうか。だとすれば、こういう気配りは客として嬉しいものである。もちろん、アンコールなので同じ曲でも文句など言わず、そればかりかアンコールしてくれたことに感謝するのだけれども。
なお、弦のトップ・メンバーが前半と後半で交代していた。これは、書いていなかったが昨日も同じである。このためか、二日間通してだと1番と2番がより印象深かった。