2007-01-05 大脳手術/海野十三 小説 海野十三全集 第11巻 四次元漂流作者: 海野十三出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1988/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る 金のために身体のパーツを次々売り払ってゆく男の物語。 グロテスクなネタだが、ユーモラスな味わいがまず感じられる一編。少なくとも、戦前組の他の探偵小説作家だったらもっと陰惨になるはずである。いかにも『蠅男』の作者らしく、興味深い。というか、何書いてもこうなっちゃうんですね先生と、親しみを覚えてしまうのだった。オチには脱力。