百億の昼と千億の夜/光瀬龍
- 作者: 光瀬龍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1973/04
- メディア: 文庫
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作者の感受性と想像力が大展開される、非常にカッコいい作品である。若年のみぎりに読めばカルチャー・ショックを受けるのだろう。個人的にはちょっと機を逸した感もあるが、文章は山田正紀以上に肌に合って良かった。もちろん、傑作であることを否定する理由は全くない。この手の作風のSFを代表するものとして、広くお薦めしたい作品である。