不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

NHK交響楽団

  1. ブルックナー交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)

 第3楽章は遅めのテンポ設定で綺麗に描いたが、他の楽章ではダイナミックな表現をとり、特にフィナーレのリズミカルな進行が印象的。客席は特に余韻を味わうでもなく、いきなり拍手を始めたのだが、それも仕方ないというか相応しいと思えるほど、勢いの良い演奏だった。とても楽しかった。ホルン等の一部管はもうちょっと何とかして欲しかったが、NHK交響楽団も全体的にはまずまずの奏楽であったと思う。