不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

NHK交響楽団

  1. シベリウス交響詩フィンランディア》Op.26
  2. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
  3. シベリウス交響曲第1番ホ短調Op.39

 ヴァイオリンのソロも含め、勢いとスケールで一気に聴かせた印象。瑕も散見されたが、表現意欲が強く打ち出されていたのは良かったと思う。特にヴァイオリンのソロと交響曲は情熱的な演奏で、個人的には非常に満足した。……ただ、シベリウスっぽい冷たい感覚というものは全然なかったので、期待外れだった向きもあるでしょうな。
 ただ、シンバルは明らかに糞。音が鳴るたびにすげえ不愉快。あれだったら、会場にいた客は誰でも代役可。もちろんこの私でさえもだ。
 フルートの1番がなぜか高木綾子だった。ふむ、病欠者の代役ですか……。隣に座る茂木が嬉しそうだったのが印象に残った。