不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

新日本フィルハーモニー交響楽団

  1. アルベニス組曲《イベリア》より《港》(アルボス編曲)
  2. プーランク:ピアノ協奏曲
  3. プロコフィエフ交響曲第3番ハ短調Op.44
  • 児玉桃(ピアノ)
  • ペドロ・ハルフター(指揮)

 終始普通のコンサートであった。オーケストラはなかなか美しいサウンドを展開し、特段の破綻もなく、かといって強烈な印象を刻むわけでもなく、シンプルな風景に終始した。もちろん、プロコフィエフのこの曲をも素直に表現するハルフターが色々わかっていることは間違いないし、プーランクにおける児玉桃も同様なんだが、ちょっとスマート過ぎて私個人の嗜好とすれ違い続けました。大変申し訳ない。