死が二人をわかつまで/ジョン・ディクスン・カー
- 作者: ジョン・ディクスンカー,John Dickson Carr,仁賀克雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 文庫
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というわけで、ゴミだったらどうしようという不安は杞憂に終わり、終始「カーを読んでいる」という幸せな気分に浸れた。訳が仁賀克雄というのは不安要素でしかないわけだが、結果的にこれも杞憂に終わって、本作については特に問題なし。問題あるとすれば解説かな? 若竹七海は小説を読むとき、どうやら「女性」に力点を置いているっぽいけれど、いかがなものか。カーの小説においてケツを蹴り飛ばしてやりたくなるのは、明らかに女性だけではなく、男性を含めた登場人物全員と思うんですが……。性別が同じ登場人物に注目する読み方*1は、基本的に信用できないんだよなあ……。いや読みが深い人であることは知ってるけど。
以上。