不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

音楽の力

 金聖響こんなことを書いている。
 金聖響に対して「クラシックは詰まらん」と言い放つ人間は、確かに食わず嫌いなだけかも知れない。しかし断言するが、私に対する「クラシックは退屈」「クラシックは難しくてよくわからない」「クラシックの演奏会に行くには私何も知りませんから」「クラシックん聴くんですか凄いですねえ」等の発言の、その真の意味は、「俺は忙しいんだクラシックになんか興味ねーんだよ失せろこの暇人!」とか「お前なんかと同じ音楽聴けるかボケ!」「自分だけ芸術がわかると思ってんだろこの基地外」「キモヲタの最後のプライドとして無理に背伸びして聴いてんだろプ」というものである。私はこれを揺ぎ無く確信している。よって、世の中に「クラシックは高尚じゃないですよー皆もっと聴きましょうよー」と迫っている人間を見ると、こいつ自分が嫌われていたり馬鹿にされていたりする自覚ないのかと驚愕し、《ひょっとしてそんな趣旨でこの手の発言されているのは、この世で俺だけかもしれない》という不安に駆り立てられるのだ。

 また、金聖響はこうも言う。

世の中にある心の病は悩みは音楽で癒されるはずなんだ!

 ……まあこれ以上は言わないので、暇な方は私が何を考えているのか推測するのも一興であろう。なぁに、低能の考えることだから当てるのは赤子の手を捻るよりも簡単です。