東京交響楽団
ヴァイオリン独奏:ヴァディム・グルーズマン、指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
チャイコフスキーは随分と雄渾な演奏で、骨太でずっしりと来る演奏でした。なかなか面白かったです。ここ一ヶ月聴いたヴァイオリニストの中では正直一段劣ってると思いましたが、まあ仕方ないかも。
ショスタコーヴィチは名演。日本のオケは駄目かも、などと思い始めていた私の認識はやはり底浅かったようだ。鳴る鳴る。しかも渋い音で。解釈面では非常にまっとうだったが、音色が暗いので食い足りない思いをすることもない。ショスタコーヴィチを堪能しました。正直、去年のフェドセーエフ+東京フィルよりも良かったと思います。指揮者がいいのかね。多分そうなのだろうけれど。
なお、本来の座席近くに「ズーッ、ボン」なる意味不明な呼吸音を立てる死にかけ爺出現。これだから老いぼれは嫌いなのである。他にも、指揮真似してる変な白髪親父いるし。耳障り・目障りだったので、後半は座席を移動してしまった。懺悔は下記にて。