不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、チャイコフスキー交響曲第4番。ピアノ独奏:イェフィム・ブロンフマン、指揮:ワレリー・ゲルギエフ。なお、ピアノソロのアンコールはスカルラッティソナタハ短調(すまん作品番号わからん)、ショパンエチュード《革命》。オーケストラのアンコールは、J・シュトラウスⅡ世:シャンパン・ポルカ、ヨーゼフ・シュトラウスポルカ《憂いもなく》。

 すいません色々舐めてました。一から出直します。
 ということで、ウィーン・フィルに完全降伏。わけがわからんうちにコンサートが終わっていた。しかも大迫力なのに格調も大変高かったです。欲を言えば、もっと暗黒面の強い演奏が個人的には理想だが、やっぱ凄いわあんたら。付言すれば、ブロンフマンも素晴らしかった。何でラフマニノフのこの曲を、こんなに完璧に弾けるんですか。しかもゲルギエフ指揮下の燃えるウィーン・フィルにしっかり伍して! テクニックだけなんじゃねーかと思う人も、あのスカルラッティ聴いたら何も言えなくなるに違いないわけで、いやあいいピアニストですねえ。来年も楽しみにしてます(←待て)。