新世界/柳広司
- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/07/30
- メディア: 単行本
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『分岐点』や『終戦のローレライ』は、ミステリや海洋冒険ものの意匠を借りつつも、結局は通常の戦争小説と同様の手法を用い、戦争の悲劇を描いていた。しかし『新世界』は、同じく戦争を正面から描きつつも、徹底的に、骨の髄まで本格ミステリである。この点、非常に特異な作品と思う。
これ以上はとりあえず何も語りたくない。何を言ってもヒントになりそうだからだ。眠いということもある。おやすみなさい。