不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

CAUTION!

サイコブレイカー

サイコブレイカー

 セバスチャン・フィツェック『サイコブレイカー』だが、中にポストイットが貼られています。これは版元のミスでも印刷会社のミスでも書店のミスでもなく、作品の仕様です。だから絶対捨てるなよ! 早とちりしてクレームの電話とかかけんなよ! メールアドレスを手書きしているだけにしか見えないという念の入りようですが、勘違いしてはいけません。これは一種の仕掛けなんです。というわけで、ちゃんと保存していましょうね。
 これ、ドイツ本国でも同じ仕掛けがあったらしい。43万部全部に貼ったのか……。作業したのが印刷会社の人か書店員かは知らないけれど、本当にお疲れ様です。