不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

第2回 世界バカミス☆アワード 開催決定

史上空前のミステリ祭り!
第2回 世界バカミス☆アワード!!
INTERNATIONAL BAKA MYSTERY AWARD
投票イベント&授賞式
ゲスト:鳥飼否宇日暮雅通、他
ナビゲーター:小山正、杉江松恋
※飛び入りゲストあり

  • 2009年1月25日(日) 14:00〜16:00 (開場 13:30 〜)
  • 会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
  • 定員:100名様
  • 入場料:500円(税込)電話予約の上、当日ご精算
  • 電話予約:青山ブックセンター本店 03-5485-5511
  • オンラインチケット
  • 受付時間:10:00〜22:00(注:会場店舗の営業時間内となります)

<イベント内容>
バカミス愛好家の皆さまに素敵なお知らせです!2008年に出版された素晴らしき「バカミス」の中から、もっとも優れた作品を選出する「第2回 世界バカミス☆アワード授賞式」が開催されます。ゲストによる楽しい「バカミス談義」も同時開催。
バカミス」とは、「バカ」&「ミステリ」の合体。ミステリを揶揄したり、愚弄するモノではありません。ミステリをより楽しんだり、味わったりするための新しい視点です! たくさんの皆さまのご来場をお待ちしております。

 というわけで、今年も世界バカミス☆アワードが開催されます。「バカミス」という表現を毛嫌いする人は少なくないですし、それ以上に、ナビゲーターのお二人のバカミス観に異論がある人は(ネットで見る限りは)多いように思います。しかし「バカミス」という表現は一種のアプローチ手法であって、「バカミスバカミスだ」と思考停止してしまうならともかく、そこから更に踏み込めば、読書の深奥に迫ることだってできるのです。このイベントは、「バカだバカだ」と面白おかしく騒ぐだけではなく、より鋭くより濃い、そして実はより広い視点から、ミステリの話をしようという試みです。それは第1回でも明らかであったと思います。このイベントは、「バカミス好きは、作品をバカだバカだと囃し立てて思考停止する馬鹿ばっかりなんだろ?」と思っている人――一面真実を突いているので、「100%違う」とは断言できない主張をしてくる人――にこそ、来て聞いてほしい。そう思うわけです。