ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
サントリーホール:19時〜
- ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90
- ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲《展覧会の絵》
- (アンコール)ブラームス(作曲者編曲);ハンガリー舞曲第1番
- (アンコール)グリーグ:劇音楽《ペール・ギュント》より《山の魔王の宮殿にて》
- ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(管弦楽)
- マリス・ヤンソンス(指揮)
アンコールで一部だけとはいえ、《ペール・ギュント》を実演で聴いたのこれが初めてかも知れません。
閑話休題。今日は最初から最後まで文句なし! オケの豪奢な鳴りっぷりが素晴らしく、今日の曲目は豊麗な曲想が多いので、楽曲とも完全にマッチしていました。こうなると、会場を満たすヘボウの素晴らしいサウンドにひたすら淫しておけばいいわけで、聴き手として何も言うことはありません。ブラームスからメランコリーをふんだんに引き出していたのも良かった。いい音楽を聴けて大満足しております。欲を言うなら、エミリー・バイノンが乗っていなかったことだけは残念です。昨日はいたんですけどね。
しかしこのクラスのオケ聴く度に思うんですが、日本のオケからこういった音を聴いたためしがありません。もちろん日本のオケでめちゃくちゃ感動することもあるので、優劣の問題とは必ずしも思いませんが、この違いはどこから出て来るのかなあと考え込んでしまいます。多分リズム・ハーモニー両面にわたって何かが決定的に違うんだと思うんですけど……。