エスペリオンⅩⅩⅠ
- マルティン・コダス:《7つの恋の歌》より"愛することをどこまでわかっているか"
- アフガニスタンの伝統音楽:ナスタラン
- イスラエル民謡:ノウミ・ノウミ・ヤルダッティ(ヘブライの子守歌)
- ブルターニュの伝統音楽/J・サヴァール:グウェルス《オ・ソンハル》
- カタルーニャの伝統音楽/F・サヴァール:盗賊の歌
- ディエゴ・オルティス:ロマネスカとバッサメッツォ(マリアの歌)
- A・サヴァール:ラ・サルヴェ(聖母マリア讃美の和唱)
- ギリシャの伝統音楽:アボセノ・ネロス
- モロッコの伝統音楽:ガザリ・タル・ジャリ
- ロードス島の伝統音楽:美しい乙女よ眠れ(セファルディの子守歌)
- トルコの伝統音楽:貴婦人と羊飼い(セファルディのロマンセ)
- ルカス・デ・リバヤス:タランテラ
- F・サヴァール:ジャロスロー
- トビアス・ヒューム:幻想曲
- A・サヴァール:愛
- マラン・マレ:ミュゼットⅠ、Ⅱ
- カタルーニャの伝統音楽/J・サヴァール:鳥の歌
- 即興演奏:カナリオス
- タルクィーニ・メルーラ:君に捧げる歌
- (アンコール)カタロニアの伝統音楽:子守歌
- (アンコール)A・サヴァール&F・サヴァール:船乗り(即興曲)
- (アンコール)イスラエル民謡:ノウミ・ノウミ・ヤルダッティ(ヘブライの子守歌)
- (アンコール)???
- ジョルディ・サヴァール(フィードル、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
- モンセラート・フィゲーラス(ソプラノ)
- アリアンナ・サヴァール(ヴォーカル、ハープ)
- フェラン・サヴァール(ヴォーカル、テオルボ)
- ペドロ・エステバン(パーカッション)
サヴァール一家+ゲスト1名、という編成で送る、いい感じの雰囲気に溢れた古楽系演奏会。ヴィオール属の奏楽とパーカッションは掛け値なしに素晴らしかったが、60オーバーの嫁さんはもう声が出ておらず歌い口でしか勝負できない。息子と娘は正直パッとしない。某アルゲリッチの娘、リダ・チェンよりは遥かにマシだが。
しかし、曲目が曲目なので、以上の欠点が欠点と映らず、演奏会に特殊な雰囲気(子供たちを優しく見守る父と母、そして近所のおっさん)が出ていた。また全般的に表情が繊細だったが、耳をそばだてるような雰囲気があるなど、会場の雰囲気は良く印象は1割増しか。
というわけで満足の一夜。