NHK交響楽団
- フレディ・ケンプ(ピアノ)
- ピンカス・スタインバーグ(指揮)
演奏の基本路線は水曜と同じであり、音楽はやや早めのテンポでちゃきちゃき進んで行く。しかしモーツァルトとは異なり、今日取り上げられた作曲家たちはロマン派時代らしく曲自体に変化のある作品を書いているため、単調・退屈という印象は薄かった。オケの音がもうちょっと精気あったら面白かったのだろうが、やっぱこのオケ、テンションが低いねえ。
あと、ピンカス・スタインバーグは音楽作りも動きも禿げ具合もショルティに似ていると思った。作曲家が音に込めた思念とかあまり興味ないというか、そんなこと意識したってわかるわけないじゃん、俺はスコアを立派に音にするだけだぜ、というスタンス。一度手兵率いて日本来てください。