不壊の槍は折られましたが、何か?

ミステリ書評家のブログのはずだが……。

ポンド氏の逆説/G.K.チェスタトン

ポンド氏の逆説 (創元推理文庫 (110‐9))

ポンド氏の逆説 (創元推理文庫 (110‐9))

 未読でした……。
 一見逆説に見えるフレーズから話を膨らませたと思しい、佳作揃いの短編集。それほど強烈なインパクトはなかったが、チェスタトンらしい発想がそこかしこで見受けられ、結構楽しいひとときを過ごせた。文章もハード(斜め読みできません)でいい感じ。