東京フィルハーモニー交響楽団
- 古澤巌(ヴァイオリン)
- ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
オーケストラの鳴りが良く、感心した。テンポ感やリズム感も言うことなしで、一曲目の《ドン・ファン》から溌剌としていた。ラストの暗い雰囲気もよく出せていてgood。そして後半のベートーヴェンは、速いテンポ(特にフィナーレ。ワロタ)でぐいぐい進めつつ、決して大雑把にはならない見事なもの。随所に「おっ」と思わせるところがあり、実に楽しかった。そして、最後にはとても爽快な気分になれるような、良い演奏会となった。……協奏曲さえなければな。
古澤巌は限度を越えてド下手。全然弾けてません。彼がやっていたのは、弾いている真似に過ぎない。そもそも、落ちてるし。沸いた会場共々、どうしようもない。怒りを通り越して、哀しくなってしまった。