夜の翼 (ハヤカワ文庫 SF 250)作者: ロバート・シルヴァーバーグ,佐藤高子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1977/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 82回この商品を含むブログ (17件) を見る 舞台はどうやら遠未来の地球で、地名もなまってしまってい…

(創元推理文庫)" title="額の宝石 【新版】 (創元推理文庫)">額の宝石 【新版】 (創元推理文庫)作者: マイケル・ムアコック,深町眞理子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/06/27メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (26件) を見る ヨー…

サンリオの白い猫と言えば、やっぱこれですよ！ ロケットで火星にやって来た中国人の《私》だったが、ロケットは爆発し、同僚は死んでしまう。呆然と佇む彼の前にいきなり現れた火星原住民（猫の顔をしている）は、彼を強引に連れ去ってしまう。どうやらこの…

失われた男 (扶桑社ミステリー)作者: ジムトンプスン,Jim Thompson,三川基好出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2006/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見る 新聞記者のクリントン・ブラウンは女房エレンと離婚したが…

夜の旅その他の旅 (異色作家短篇集)作者: チャールズボーモント,Charles Beaumont,小笠原豊樹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (28件) を見る 享年38歳というのだから夭折と言っても間違いで…

捜査 (ハヤカワ文庫 SF 306)作者: スタニスワフ・レム,深見弾出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/08メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る スコットランド・ヤードは、お膝元のロンドンで、完全に密閉された霊安室等から死体…

特別料理 (異色作家短篇集)作者: スタンリイエリン,Stanley Ellin,田中融二出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 395回この商品を含むブログ (41件) を見る 短編集としての『特別料理』本体ももちろん素晴らしい…

暁の女王マイシェラ―永遠の戦士エルリック〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクルムアコック,Michael Moorcock,井辻朱美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (50件) を見る エルリックは…

暁の女王マイシェラ―永遠の戦士エルリック〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクルムアコック,Michael Moorcock,井辻朱美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/07/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (50件) を見る 一方的に逆恨…

逆転世界 (創元SF文庫)作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,安田均出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/05/18メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 53回この商品を含むブログ (76件) を見る 650ヤードの歳になり成人したヘルワードは、未…

宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)作者: スタニスワフ・レム,吉上昭三,村手義治出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1976/08メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 28回この商品を含むブログ (31件) を見る 今は昔、宇宙にはまださしたる乱れもなく、…

金星応答なし (ハヤカワ文庫 SF 417)作者: スタニスワフ・レム,沼野充義出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1981/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 21世紀、社会主義は資本主義を打ち負かし、全地球規模で理想的な社会を築く…

へびつかい座ホットライン (ハヤカワ文庫 SF (647))作者: ジョン・ヴァーリイ,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1986/01/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る 外宇宙から突如飛来したインベーダーによって…

冬至草 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 石黒達昌出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (44件) を見る 医療SFとも呼べるストーリーを、格調高い文章で着実に描き起こしてゆ…

著者名は本に則って「ディッキンソン」としたが、ピーター・ディキンスンと同一人物なので注意願いたい。 まあそれはともかく、『時計ネズミの謎』は絵本である。しかし、ほぼ全てのページで絵よりも文章が多く、漢字の使用頻度も《ミステリーランド》辺りよ…

モーツァルト：交響曲第31番ニ長調K.297《パリ》 ショスタコーヴィチ：ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77 ストラヴィンスキー：バレエ音楽《火の鳥》 庄司沙矢香（ヴァイオリン） 大野和士（指揮） モーツァルトはビブラートを抑えてシックに。ストラヴィ…

シリーズ旧作で色々あったらしく、チャーリー・モルデカイは美しい妻ジョアンナと、助手兼料理人のジョックを連れ、ジャージー島に移住していた。ところがこの島で、レイプ事件が発生。友人たちの妻が連続で犯され、犯罪は更に拡大してゆく。友人たちとチャ…

密約幻書 (講談社文庫)作者: 多島斗志之出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/07/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 再読。 1975年、神戸の異人館に済む新井裕子（最近父親を亡くした）の元に、英国の大富豪ゴッティの使いだという辰巳一夫…

聖夜の越境者 (講談社文庫)作者: 多島斗志之出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る アレクサンダー大王の末裔が住むというアフガニスタンの奥地を、1977年、二人の日本人研究者が学術踏査した。2年後1人は…

龍の議定書(プロトコル) (講談社文庫)作者: 多島斗志之出版社/メーカー: 講談社発売日: 1988/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 移情閣を孫文の記念館に作り替え、そのオープン記念式典で訒小平と蒋経国を握手させようという…

仮面幻双曲 (小学館ミステリー21)作者: 大山誠一郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (35件) を見る 昭和22年、東京で殺人事件を解決したことがある川宮兄妹は、滋賀県の名家・占部家か…

死の舞踏 (論創海外ミステリ)作者: ヘレンマクロイ,Helen McCloy,板垣節子出版社/メーカー: 論創社発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る 12月、雪の日に発見された若い女性の死体は、何とまだ温かかった。そ…

封印の島 (論創海外ミステリ)作者: ピーターディキンスン,Peter Dickinson,井伊順彦出版社/メーカー: 論創社発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る ピーター・ディキンスンは私にとっての神の一人*1である。倦…

例によって凶悪なユーモアに彩られた短編集。文章そのものは『罪深き愉しみ』程度には親しみやすいものの、とにかく寓話度が半端ではなく高い。細部の表現も、単語の連なりレベルから強烈な瞬間を垣間見せ、そんなに分厚くないのに読み通すのに時間がかかる…

チャイコフスキー：ロココの主題による変奏曲Op.33 ブルッフ：コル・ニドライOp.47 （アンコール）J・S・バッハ：無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012より《サラバンド》 ベルリオーズ：幻想交響曲Op.14 （アンコール）ストラヴィンスキー：サーカス・ポルカ…

サンリオSF文庫では、本書は《ノンフィクション》とされているが、嘘をつけ。 というわけで、内容自体はバーセルミらしくフラングメントが炸裂する。しかし『口に出せない習慣、奇妙な行為』に比べると読みやすい。文章のコラージュ度合いが僅かながら低く、…

武満徹：グリーン ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30 （アンコール）シューマン：献呈（リスト編曲） バーンスタイン：交響曲第2番《不安の時代》 ※ （アンコール）チック・コリア：スペイン ※ ジョン・ナカマツ（ピアノ) 佐山雅弘（ピアノ） ※ 小…

隠し部屋を査察して (創元推理文庫)作者: エリック・マコーマック,増田まもる出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/05/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 77回この商品を含むブログ (58件) を見る 奇妙な話を幻想・怪奇・奇想で包む素晴らしき短編集…

食糧危機が全世界に進行し、おまけに動物の生殖能力が低下する近未来、人類文明は崩壊の瀬戸際にあった。しかしアメリカの片田舎において、ある若き科学者が、クローニングを6回重ねれば、生殖能力が回復することを発見する。早速彼らはご近所さんと家畜たち…

サンリオSF文庫で読んだが、わずか210ページの間に15編もの作品が収められている。しかし超強敵である。噂に聞くフラグメント手法が凶悪極まりなく、文章が半端でなくごたごたしている。というかこれは最早、言語によるコラージュという他ない。ストーリーは…