第三の時効作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (45件) を見る 従来の普遍的な感動路線からある程度羽目を外し、変人の班長三人を主眼と据えた、傑作警察小説。キャラとネタ…

法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/07/16メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (26件) を見る 法月綸太郎の短編集。この作者を読むのはかなり久しぶりである。ひょっとして高校以来……？「イ…

エログロ炸裂の金田一もの。金田一が出て来る作品で、こういう要素が前面に出されるとは思っていなかった。意外である。 作者自身はこれを失敗作と見ないしているようだし、当時の評価も芳しくなかったようだ。妾いっぱい・蝋人形・ＳＭ・屋根裏の散歩・裸婦…

悪意 (講談社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/17メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 265回この商品を含むブログ (253件) を見る 人気作家が殺された。彼は妻と共に、次の日からカナダに移住するところだった。彼は誰に、そして…

燃える地の果てに〈上〉 (文春文庫)作者: 逢坂剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る燃える地の果てに 下 (文春文庫)作者: 逢坂剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/1…

女王蜂 (角川文庫)作者: 横溝正史出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 1973/10/15メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (35件) を見る 伊豆半島の沖合いにある島の名家・大道寺家の美女、智子が上京して、その色香…

迷路荘の惨劇 金田一耕助ファイル 8 (角川文庫)作者: 横溝正史出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1976/06/07メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (27件) を見る 横溝が館ものに挑んだ作品。 私にとって、横溝初めての明らかなハズレだった。な…

阿修羅ガール作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 157回この商品を含むブログ (223件) を見る 舞城にはこれまであまり触れて来なかったが、何気に最近のお気に入りなのだ。そんな彼が、新刊を出した…

クレシェンド作者: 竹本健治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 箱になんか入ってやたら豪華な、大家の新作。 ゲームソフトの開発に携わる矢木沢は、百鬼夜行の幻影に襲わ…

拳銃猿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ヴィクターギシュラー,Victor Gischler,宮内もと子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/02メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る 題名が面白い、ＨＭ文庫の新刊。内容もなかなか。銃の名…

夜歩く (角川文庫)作者: 横溝正史出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 1973/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (71件) を見る 東京→岡山の山奥、と舞台が移る作品。こうして同じ作品の中で対比して…

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)作者: 乙一,羽住都出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/12メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 95回この商品を含むブログ (192件) を見る お得意の短編集。なかなか良い。ＤＱＮな書き出しから始めると、ミステリ的…

人面瘡 金田一耕助ファイル 6 (角川文庫―金田一耕助ファイル)作者: 横溝正史出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/09/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (23件) を見る 『本陣殺人事件』（角川で読んだ）も正確には短編集だっ…

街の灯 (本格ミステリ・マスターズ)作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/01メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (45件) を見る 北村薫という作家に対する印象が、最近やっと固まり始めた。 水のような、それも湧き水や渓流の…

石に刻まれた時間 (創元推理文庫)作者: ロバートゴダード,Robert Goddard,越前敏弥出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2003/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 『汚名』と同じく、過去が重要なキーを握る作品。と同時に、ち…